日本体育学会 第65回大会 in アイーナ・マリオス・岩手大学

ご挨拶

第65回大会 ごあいさつ

 日本体育学会第65回大会を、2014年8月25日(月)~28日(木)の4日間、岩手大学とアイーナ(いわて県民情報交流センター)及びマリオス(盛岡地域交流センター)を会場として開催させていただくことになりました。岩手大学は、JR盛岡駅より北東方向に約2km、清流北上川のほとりにあります。アイーナ及びマリオスはJR盛岡駅西側に隣接しております。

 第65回大会組織委員会では、「体育・スポーツのイーハトーヴを求めてーいつまでも わをひろげ てをつなぐー」という大会テーマを掲げ、体育・スポーツのあるべき姿について皆様方とともに議論を重ねていきたいと考えております。
 2011.3.11には1000年に一度という規模の大きな地震が発生し、これからの日本の行く末を考え直す大変な事態に遭遇しました。私たち岩手県の沿岸部を含めた太平洋岸は、大津波による甚大な被害を受けましたが、その危機的な状況の中で世界中からの支援を受け、人と人のつながりを感じることができました。とりわけ、国内外のスポーツ関係者のメッセージや支援活動から、体育・スポーツのつながりを信じる契機ともなりました。
しかしながら、昨今では体育・スポーツの負の部分も顕在化してきており、改めて体育・スポーツのあり方を考えることが必要とされているのではないでしょうか。本大会のテーマにある「イーハトーヴを求めて」とは、本学の卒業生となる宮澤賢治が描いた理想郷をイーハトーヴと呼んだことからきています。「岩手の”大地”と”ひと”と共に」というスローガンを掲げ、復興と再生に尽力することを誓う岩手大学において、体育・スポーツが地域やひとにできることを、皆様と共に考えていきたいと願っております。

 岩手大学をはじめ日本体育学会・東北地域の各研究機関では、いつまでも、わをひろげ、てをつないでいけるすばらしい学会となり、体育・スポーツの未来につながるような知見を導き出せるよう、誠心誠意努力して参ります。ご支援を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
 東北の地でありながら猛暑も予想される時期ではありますが、岩手には世界文化遺産の平泉をはじめとする様々な観光地があります。また、被災地においては、多くの津波の傷跡が残っていますが、あきらめずに歩みを進めております。大会参加の機会に是非とも現地を訪れ、激励の言葉をかけていただくとともに食事や買い物によって復興支援につなげていただきたく、ここにお願いする次第であります。 皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております.

 2013年12月1日
日本体育学会第65回大会組織委員会 委員長 栗林  徹

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